1.事業の目的

幻の果実「やまもも」とは

「やまもも」は、果汁が多くさわやかな香りと歯ざわり、味覚として深く残る甘酸っぱさ、そしてビタミン・タンニンも豊富に含まれ、整腸に良いといわれています。
一方で、収穫期間が短く日持ちがしにくいことから、「幻の果実」「高級果実」と言われています。

那珂川市の木「やまもも」

中山間地の比率が3分の2を占める那珂川市の山間部において、「やまもも」は広く栽培されてきたことから、那珂川市の木として指定されています。
しかし、農業者の高齢化が進み「やまもも」を育成する農家が激減し、やまももの木も樹齢50年を超え老木になり、「やまももの実」の収穫が困難な状況になっています。
高級果実である「やまもも」は令和2年4月、那珂川市から福岡県への申請により那珂川市の地域資源として登録されましたが、若い人達を中心に「やまもも」を食べたことがなく、おいしさが分からない人も多くなっており、那珂川市の木である「やまもも」が、時を経て忘れ去られようとしています。

地域特産品開発

・平成28年から、那珂川市商工会女性部では新しい町の特産品を売り出したいと考えて「やまもも」を使った地域特産商品開発に取り組んできました。
「やまももの森プロジェクト」では、平成30年度より荒廃農地の再生と地域活性化を図る為に、やまももの木を定植・育成してやまももの森を育てる活動を始めてきました。
また、地域商社である「株式会社南畑ぼうぶら会議」では、令和2年度より「やまもも」を活用して、「那珂川市ブランド」の特産商品の開発(6次産業化事業)を始めています。

事業の目的

・「那珂川市やまもも育成事業協議会」は、「やまももの森プロジェクト」を中心に産学官の連携を図り、市民にも参加してもらいながら那珂川市の木「やまもも」の果実を活かしたブランド商品を育てていく事を目的にして編成しています。
本事業の目的は、那珂川市の多くの人たちにも植樹・育成・収穫・商品開発・販売等の活動に参加してもらい、「やまももの森」を育てるとともにやまももを使った地域ブランド商品開発事業を推進していくことです。

・この事業では、「やまもも」の美味を実感してもらうとともに商品化を図って認知度を上げながら、事業の継続ができるように事業化を図り、「やまもも」を市民に親しまれる真の那珂川市の木に育てていく事を目指しています。

福岡県や那珂川市の応援を受けています

この事業については福岡県NPOボランティアセンターの「ふるさと地域貢献サポート事業」
及び那珂川市の「まちの底力応援補助金」の支援を受けています。

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